古銭は、原則として洗いません。洗い過ぎると古色が落ちて価値が下がります。特に、研磨剤を使って磨き上げるように洗うと、表面が摩耗しますので、価値を大きく下げます。銀貨なら、重層で磨くとピカピカになるのですが、それによって価値が上がることはなく、むしろ下がります。古銭の正しい洗い方は、なるべく洗わないようにし、洗う場合でも水で泥を洗い流す程度にとどめることです。洗剤や有機溶剤や研磨剤や化学薬品の類は、使わないようにします(参考:古銭収集家に質問です)。
古銭に付いた古色は、歴史の積み重ねでできたものであって、自然なものである限り、付いていない方が変です。自然な古色は、本物らしさでもあり、これを嫌う理由はありません。古銭がひどく錆びている場合、その錆を落とせば価値が上がるかと言えば、上がりません。錆のひどい古銭は、その時点でアウトであり、何をしても駄目です。古銭は、保存状態が大事であり、作為なく自然に良好に保存されていることが望まれます。
水で洗った方が良い場合、洗い方としては、水で洗い流せる汚れだけを軽く落とすだけにします。油汚れも付いているでしょうが、残すことにします。洗い方のコツは、意外かも知れませんが、自然な汚れを適度に残すことです。洗い過ぎない洗い方こそ、最も大事な注意事項です。

Categories: 古銭
13 6月 2016

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